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弧柳(大阪の北新地) [日本料理]

すみません、これも先月7月の中旬のこととなります。

大事な記念日を今年は「このお店で!」と意気込んで予約しようとしたところ、土曜日だったので普通の18時位の予約は満席でとれず、20時30分の予約にしました。

ミシュランでここのところ何年か2ツ星を連続で獲得しているお店で、最近は3ツ星を獲得されているお店です。

TVにも露出度が高い「北新地 弧柳」さんです。
弧柳1.JPG

「こりゅう」さんと読みます。
私のような庶民には敷居が高いお店でしたが、10年に一度の大事な記念日でしたので思い切りました。

お腹をすかせて20時30分に行くと、まだ18時からのコースが長引いていたようで、優しそうな男性の店員さんに丁重に詫びをされていたら、その後ろから別の男性店員が迷惑そうに私達とその詫びていた店員さんを追い出しました。そして結局20時53分にお店から連絡があり、21時位に入店。
オーナーの方は丁寧に詫びられましたが、それに対して特別なサービスもなく、他のお客さんは常連なのか「いつものこと」と一切腹をたてておらず、私はというと「北新地でミシュラン獲得店はこういうものなのか? 庶民だから馬鹿にされているのか? 初めてだから馬鹿にされているのか? 北新地では当たり前のことなのか?」と不快な勘ぐりがぐるぐる頭の中を回りながら乾杯をすることになりました。

私は、基本的に批難や批判やそのお店にとって不利になるようなことは、このブログでは書かない主義ですが、今回は自分の中でもかなりショッキングなことでしたので出来事を書かせていただきました。

事前に写真を撮ることの許可を得ていましたが、私達以外のお客は確かに会社社長っぽい人や、TV局関係の業界人なんだろうなぁという人のようで、遠慮して最初は撮ることができませんでした。

その最初の一品が冷し鉢で、内容は既に忘れてしまいましたが、上記のことを一瞬で覆す美味しさで、流石のあまりの美味さに私達を笑顔にさせていただきました。
上記のショッキングな出来事と究極の美味のギャップが凄過ぎて、「最後まで美味しく食べたい。」と思いました。

2品目からは周りも写真を撮り始めたので、私も遠慮をしながら撮りました。
2品目はお造りの膳でした。
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何種類もいろんなお造りをいろんなアプローチでいただくというのも初めてでした。
醤油でなく海水でいただいたり、マグロを味がついている卵黄と一緒にいただいたりと、「流石ミシュラン3ツ星の店だ」と思わせる膳でした。
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3品目以降は滅茶苦茶美味しかったことしか覚えていないので画像を羅列しておきます。
オーナーの方がいろいろと丁寧に説明して下さいましたが、高級なお店にかなり緊張していたのでしょう、すっかり頭から抜けています。
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旬な食材、その旬な食材の組み合わせ、調理法、演出、味、盛り付け、器などの道具、雰囲気のどれをとっても確かに三ツ星という感じでした。
何といってもその素材自体の味を最大限に引き出しているのではないかという料理の腕が凄いですし、このお店を出されたそもそものコンセプトというか、ここまでやってきた心意気が半端ないように思います。


こちらのお店は、全ての客に一斉に同じ品を調理して振る舞い、説明するというスタイルのようで、だから2回転目のスタートが遅くなることもあり得るのでしょう。
それを事前に知っていたらそんなに不思議がることではありませんでした。
それと、予約時に電話対応をしてくれた女性店員さんがこの日はお休みだったようで、それでお店の方々もバタバタしていたのではないかと思います。
それと、北新地のお店はやはり私のような一般庶民が来るトコではないのでしょう。それを心得なかった私が世間知らずだったのではないかと…。


終電にギリギリ間に合いましたし、結果的に良い記念日を過ごすことができたので、こちらのお店には凄く感謝しています。






こちらのお店のURLは下記の通り。
http://www.koryu.net/
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