骨なしハモのタタキ（骨切りなし）

和歌山県の南部（「みなべ」と読みます。）というところに「和風レストラン　くーる」さんというお店があります。
ランチに入ってみました。



普通、入口で「どんなランチがあるか」をボードやイーゼルなどを置いてアピールしているもんですが、何もしてありません。かといって本当に高い割烹のお店の雰囲気ではなく、ごくごく普通の定食があることがショーウィンドウを見て分かりました。

無難にとんかつ定食でも食べようと思いましたが、席に案内され、メニューを見たらそそられるメニューが沢山並んでいました。なぜこのメニューを表でアピールしないのだろう…？

ハモ、サワラ、真ダコ、たちうお、ガシラ、イサギ…、沢山魅力的な定食があるではないですか。

和歌山であれば、やっぱり魚介類を食べたいですね。ラッキーでした。

「（骨なし）ハモのタタキ定食」を注文しました。お店の方によるとおススメで珍しいそうです。

「骨なし」というのは、普通は鱧は骨切りをしますが、骨を切るのではなく「除く（抜く）」そうです。これは特別の技術をお持ちだそうで、珍しいそうです。確かにそんな捌き方は初耳です。

私はハモの「タタキ」も今まで食べたことがありません。新鮮だから出来ることなのだそうです。皮面だけ炙るとのこと。

これです。



思っっていたより鱧の量が多く、他にもいろいろ小鉢が付いています。

まず鱧のタタキは、美味しく、珍しく、やわらかく、いつもの骨の食感がなくて食べやすく、白くない。生です。鱧を初めて生で食べました。いつもの白いのももちろん美味しくて好きなのですが、生はプルンっとしていて甘くて美味しい。コラーゲンたっぷりという感じです。



他の小鉢ですが、「卵豆腐」・「もずく」はそんなに珍しくないにしても、「太刀魚の造りの酢のもの」・多分「うつぼの南蛮漬け」は珍しくて、これはこれで美味しい。

得した気分です。

南部（みなべ）は梅干しで有名ですが、魚介類もやっぱり名物でした。



このお店もHPはないようです。所在地と電話番号を記します。
所在地：和歌山県日高郡みなべ町山内1724
電話番号：0739-72-3908

国道42号沿いです。国道42号から「紀州南部ロイヤルホテル」さんへ行く道の角にあります。

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