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芸術と美術の宿 [お宿]

昨年の11月に宿泊させていただいたお宿が私にとってはかなり衝撃的でした。
リアルタイムでないことをお詫びしたいと同時に、今でも心に強く残るお宿であることを強調しておきます。

島根の出雲市の「温泉旅館 小田温泉 清泉亭」さんです。
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「せいせんてい」と読むそうです。雰囲気が独特です。

実は宿泊させていただくのは2回目です。

何が衝撃的かというと、表現が的確ではないかもしれませんが、まずは芸術的でかつ創作的で、手作り感があるということです。
襖絵もそうですが、温泉もそうですし、電気のスイッチまで…。あんなとこやこんなとこまで…。まぁ、行ってみてのお楽しみってやつですね。
ですので、温泉もかなりインパクトがあります。
いろいろと楽しめます。

そして、料理も素晴らしい。
板長は、全国技能グランプリ(日本料理部門)で、 当時最年少で準優勝獲得を果たした凄腕とのことです。
アイデアが素晴らしく、繊細でヘルシーな料理という印象を受けました。
秋らしく(秋のことですみません。)、非日常的で、たいへん美味しくいただきました。


先附「肝和え まとう鯛 法蓮草 胡桃」
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やさしい味であり、非日常性を感じる逸品でした。

椀「かに摺り流し きのこ 人参」
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造里「浜取れ鮮魚 妻一式」
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海が近いのはいいですね。海と湖が近いのはこの地域の特徴です。

煮物「里芋 さわら煎り煮」
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蓋を取って画像をとり忘れました。大好物のさわらなのに、中身が伝えられず、すみません。

焼物「かに塩焼き 酢立ち」
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小鍋「牡蠣とろろ焼き 生海苔」
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牡蠣ととろろと海苔という、これまでに味わったことがない鍋です。この3つの組み合わせは素材の味同士が見事に調和されていて、そしてやさしい味です。

温物「合鴨と柿照焼き 青梗菜」
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この組み合わせも珍しいですね。合鴨と旬の柿を合せようなんて普通思わないですよね。食感の違いが面白かったです。

留肴「千枚かぶら かにじゅれ 梅肉」
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これも普段はいただけない料理でした。梅の酸味がいい仕事をしています。

食事「十五穀米 香物」
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お腹が一杯になり、食べきれなかったので、宿の方が部屋で食べれるようにぎりめしにしてくださいました。こういう配慮が嬉しい限りです。

留椀「合せ味噌仕立て」
すみません、写真はありません。

甘味「いちじくぜりー」
清泉亭12.JPG


朝ご飯にはしっかりと名物の「しじみ」たっぷりの味噌汁が付きます。

リピーターも多いそうで、週末や連休時などはそうしても競争になってしまうので早めの予約が必要です。
言わずと知れた人気の温泉旅館です。

あたたかいおもてなしの奥には「凄味」が潜んでいるお宿です。







こちらのお宿のURLは下記の通り。
http://www.odaonsen.jp/
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